募集要項
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山村留学生募集について

1. 留学生の募集にあたって

社会の変化とともに子どもをとりまく環境も大きく変わってきました。 子どもに知識のみならず、自然の美しさや厳しさに触れ、感動を覚えるとともに、 思いやり・自主性・協調性・忍耐力等の豊かな心を育てる観点から、直接体験を重視した教育が強く求められるようになりました。
そこで、心豊かにたくましく生きる子どもを育てるために、自然に恵まれ、豊かな人間関係が保たれている農山村との交流による様々な自然・勤労体験活動の期待が高まっています。昭和63年に開始された瓜幕小学校・中学校の留学制度は、町や地域、父母の協力を得て、 こうした期待に十分応えられるものとなっています。

2. 留学までの流れ

① 募集期間
例年6月から11月
規定数に達した場合、期限を待たずに締め切ることがあります。
※開始日と終了日については、随時、ニュース&トピックスでお知らせします
② 資料請求
「お問い合わせ」のフォームからご請求ください。
※募集期間とは関係なく随時受け付けています。
③ 視察(体験入学・面談)
学校や地域の様子を知っていただくため、該当学年の体験入学および留学制度役員との面談をします。(ただし、小学6年生は中学校体験面談あり)
・資料請求後、同封の「調査書」を記入し事務局(留学センター)に郵送してください。
・調査書が届いた順に日程調整をします。
・視察期限は例年11月30日です。
※現在、コロナ感染症対策のため学校の体験入学は中止し見学と面談のみ行っています。
④ 申し込みと締め切り
申し込みは、視察を終了していることが条件です。
視察を終えたから留学が決定するものでもありません。
視察の際にお渡しする「申込書」「作文(留学の目的)」「該当年度の通知表の写し」を添えて締め切り日までに事務局(留学センター)に郵送していただきます。
締め切りは、例年12月8日(必着)です。
⑤ 判定会議と留学の決定
留学の目的を十分達成できる児童生徒について、12月中旬の判定会議にて決定します。
決定時には留学の形態についても明らかにし、12月下旬までに書面にて通知します。
判定会議には学校や地域等から十数名が集まり厳正な審査を行います。
⑥ 留学の手続き
決定後、速やかに決定通知と手続きに必要な書類を送付します。
児童生徒は、修了式後速やかに住民票の移動が必要となります。

3. 自然体験留学生募集要項

1.目的

この制度は、保護者及び児童生徒の意思により、瓜幕小・中学校に留学を希望する児童生徒を対象とします。 豊かな自然の中で様々な体験を通して人間性豊かな児童生徒の成長を助けるとともに、瓜幕小・中学校教育の充実振興を図ることを目的とします。

2.応募者の条件

瓜幕小・中学校の自然体験留学制度の趣旨に賛同し、目的意識をもって留学を希望する児童・生徒。 向上心を持って授業に参加し、学習意欲のある児童生徒。(留学の形態によって条件が変わってきます。)

3.募集対象

・留学センター(定員10名、小学4年生~中学3年生)
・親子留学(小学1年生〜中学3年生)
・ホームステイ(小学4年生~中学3年生)

4.募集内容

親子留学 ホームステイ 留学センター
留学の形態 公営住宅に親子(家族の一部)で入居します 地域の家庭(商業・会社員・農家等)にお世話になります 町の施設「自然体験留学センター」に入居します。
募集人数 原則
小学校1年生〜
中学校3年生まで
若干名
原則
小学校4年生〜
中学校3年生まで
若干名
原則
小学校4年生〜
中学校3年生まで
定員10名
契約期間
契約年限
原則 1ヵ年
(4/1〜3/31)
原則 1ヵ年
(4/1〜3/31)
原則 1ヵ年
(4/1〜3/31)
費用
(※1)

家賃(月額):
年収・住宅により17,000円〜30,000円程度
別に光熱費・水道代・車維持費・冬場の灯油代等

学校経費は年間およそ
小 27,000円 中34,000-47,000円
(学年によって若干の変更あり)

給食費・医療費(18歳未満)は無料

委託料:
年間 617,700円
(月額平均 51,475円)

学校経費は年間およそ
小 27,000円
中 34,000円-47,000
(学年によって若干の変更あり)

給食費・医療費(18歳未満)は無料

センター料:
年間 617,700円
(月額平均 51,475円)

学校経費は年間およそ
小 27,000円
中34,000-47,000円
(学年によって若干の変更あり)

給食費・医療費(18歳未満)は無料

体験学習経費の一部は別です。
(年間3,000円〜10,000円程度)

手続き 鹿追町、留連協と契約を行います 鹿追町、留連協、ホームステイ先と契約を行います。 鹿追町、留連協と契約を行います。

※1 各経費は今後見直しが考えられる。(修学旅行費、PTA会費、教材費、スケート協会費、等)

5. 学校の様子

留学生の通学する瓜幕小学校、瓜幕中学校は、鹿追市街から北に約10kmの所にあります。農道を挟んで隣接しており、広い校庭があります。毎年、夏は小学校で地域あげての大運動会、冬は、地域の方々が丁寧に天然のスケートリンクを仕上げ、小中学生(授業にあり)だけでなく、就学前の幼児たちも、スピードスケートを楽しみます。また、四季を通して、鹿追の自然に触れる機会が多く、ジオパークの恩恵を受け、環境教育が浸透しています。また、鹿追町は、道教育委員会の指定を受け、連携型小中高一貫教育を進めてきた経緯があり、小学校1年生から英会話を中心にコミュニケーション力を身につけ、地元高校のカナダ学・カナダ留学まで見据えた一貫教育を推進しています。また、「総合的な学習の時間」に環境教育を中心に、ジオパークを教育教材にするなど、故郷の自然や新エネルギーについて体験的に取り組んでいます。そのほか、自然体験留学制度推進連絡協議会の行事として、山菜採取体験学習、サマーキャンプ、熱気球体験、小中学生スキー体験学習等があります。

瓜幕小学校

瓜幕小学校は、地域に守られた 100 年を刻む歴史ある学校で、現在もその伝統を引き継いでいます。「大好き・自然・ふるさと」をテーマに、自然体験等の行事も行っています。また、体力づくりとして、一輪車、スキー等に取り組み、放課後は、少年団(陸上・スピードスケート等)やライディングチーム(乗馬)に加入し、活気ある活動をしています。数々の体験を重ね、十勝の空のように、おおらかに明るくかしこく逞しい子どもに育てることを目的としています。

所在地 〒081-0342 北海道河東郡鹿追町瓜幕東3-8
TEL・FAX TEL 0156-67-2323 FAX 0156-67-2324
学校施設 普通教室6、音楽室、理科室、図工室、家庭科室、体育館、多目的教室、図書室、保健室、放課後活動「うりっこルーム」が隣接されています。 校地内には、大樹の茂る「校庭園」があり、自然にあふれた学校環境となっています。
教職員数・児童数・学級数 児童数43名、教職員数12名、学級は1年・2年複式、3・4年複式、5年・6年、特別支援学級3クラスです。(令和4年度)

瓜幕中学校

瓜幕中学校は、生徒と先生の距離が近く、心配事や悩みなどを気軽に相談できますし、先生が親身になって指導してくれます。また、生徒同士、生徒と先生が元気に挨拶をかわし、みんなが明るい雰囲気で学校生活を送っています。部活動も盛んで、ほぼ全員が何らかの部に所属し活発に活動しています。現在は、陸上部、サッカー部、バドミントン部、総合文化部(吹奏楽など)を開設しています。また、小学校から継続した英語によるコミュニケーション能力や環境リテラシーの育成に取り組んでいます。

所在地 〒081-0342 北海道河東郡鹿追町瓜幕西27-23
TEL・FAX TEL 0156-67-2244 FAX 0156-67-2251
学校施設 普通教室3、体育館、音楽室、美術室、視聴覚室(コンピューターがあり1人1台使用可)、技術室、家庭科室、生徒会室、図書室兼国際理解教室、保健室、相談室等があります。
教職員数・児童数・学級数 生徒数32名、教職員数13名、学級は普通学級が各学年1クラスの3学級、特別支援学級2クラスです。(令和4年度)

6. 鹿追町瓜幕の様子

生活の拠点となる瓜幕(うりまく)は、鹿追町の中心街から約10キロ離れた集落です。鹿追町役場支所、郵便局、ウリマックホール(集会・多目的施設)、駐在所、車屋、公園、小規模ですが食料品や日常品類、薬なども購入できる店もあります。病院や図書館、スーパー、コンビニは鹿追町中心市街にあります。移動にはバスがありますが本数は少なく生活に車は欠かせません。札幌方面に比べて雪は少ないですが寒さが厳しいところです。都会と比べると不便さはありますが、贅沢しなければ生活に困ることはないでしょう。

また、瓜幕の街中には「道の駅うりまく」があり、町で運営している乗馬施設(ライディングパーク)を併設しています。観光客が乗馬を楽しむ場でもありますが、特に、町内の小中学生によるライディングチームを結成し、馬の世話や乗馬のレッスンを受けるなど、瓜幕ならではの活動があります。

歴史を紐解くと、明治43年に開拓がはじまりました。蒸気機関車が走り、駅前の栄えた活気ある町でありました。厳しい自然の中で培われた「開拓精神」は今も息づき、厳しさとやさしさ、助け合いの心が代々受け継がれています。地域の主要産業は農業(畑作と酪農)です。広大な土地に牧場や畑が高層建物などにさえぎられることなく大きく広がり開放感をもたらします。観光地としても魅力があります。十勝を代表する「然別湖」「然別峡」「白雲山」など、観光や登山の入り口として、四季を通して多くの観光客が訪れるところでもあります。
その他、詳しくは鹿追町のホームページをご覧ください。

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